起業をふりかえる

なぜ不動産業を選んだのか‥

地元の都立高校を卒業後、専門学校を経て造園屋さんに就職しました。それから3年後、父の製造業を受け継ぎ、不況、その他諸々で事業は見事に失敗しました。ただ一所懸命の結果ですから、不思議と未練はありませんでした。とにかく働き口を探さなければなりません。
ですが、道は想像以上に険しかった。不採用を繰り返すうちに就職することの意味を真剣に考えるようになりました。書物から社会のルールを学び、先輩に相談したりして、「ユーザーから信頼を得る」というキーワードにたどりつきました。

さらに、それに近い業種は何か?そのヒントを与えてくれたのは保育園からの幼馴染でした。いつもの呑み会で、自身の状況を打ち明けると「粕谷は不動産営業に向いているかも」正直、不動産会社はノーマークでした。不動産取引は一生にあるかないかの重要な決断。「家を買ってもらえるようになる=ユーザーの信頼を得る」につながるかも。とにかくチャレンジしてみよう!そして平成15年の夏、新築戸建を販売する不動産屋さんとのご縁があり、険しい道のりを歩み始めることになったのです。

不動産取引の重み

入社して間もない、無我夢中の日々。住宅の販売会場でお会いしたお客様とご縁があり、新築戸建てを購入していただくことになりました。何も分からない私は、質問窓口として、お客様と同じ気持ちになることを優先。そして1ヶ月後、無事引渡しがおこなわれました。鍵を手にしたご主人様からすごく嬉しそうに「ありがとうございました」と感謝の言葉をいただきました。私は嬉しさより、お客様が深々と頭を下げ、感謝の気持ちを表してくださった事にビックリしました。私は24歳の新人営業マン。ご主人様は父親と同世代で、某大手企業の部長職をされていました。その行動を見て、改めて不動産取引の重みを感じた「初契約」になりました。

緊張がほぐれた会社までの車中、上司から「不動産は大きな金額を扱う業種。取引に慣れてくると、自分が大きな金額を動かしている気になり、勘違いをおこすことが多いから気をつけろ!」と謙虚さを説くお言葉をいただきました。新築戸建てを購入できる方は、自分の年収の倍以上の方がほとんどです。そんな能力も人生経験も倍以上の方に「口先や勢いだけのセールスは絶対に通用しない」誠実と謙虚さを兼ね揃えた人間になろう!今でも原点回帰に、この上司の言葉を思い出すようにしています。
 

1年目の苦い経験

それは入社してちょうど1年、業務に慣れたころでした。お客様のご希望されたエリアに新築戸建ての情報が入り、さっそくおすすめしました。希望条件をお伺いしたところ、販売中の新築戸建ではご要望に合わない事が判明。再度、「中古戸建て」をおすすめすることになりました。
しかし、中古戸建のひとつに「構造躯体の一部に不具合があった」と現場調査の建設会社から言われたのです。知らなかったとはいえ、自分が目指していた「ユーザーからの信頼を得る」とは間逆の結果になってしまいました。さらに心苦しかったのは、「粕谷さんは悪くないよ‥」一喝された方が気が楽でした。正直、不動産仲介できる範囲の壁を感じました。弊社では、耐震基準を満たした物件に発行される適合証明できる物件のみお取り扱いしています。

創業すると決まった矢先

サブプライムローンに端を発した世界同時不況が、いよいよ不動産市況にも影響が出始めた2008年。不動産相場が大幅下落。土地を購入して再販する業種は軒並み壊滅的な状況に陥り、退職せざる得ない状況になりました。
そんな中、「3人で創業しませんか?」とお声掛けくださった方がいて、話に乗ったのが事の発端でした。下準備を任され、事務所も見つかり、会社設立に取り掛かった頃。突然、発起人と連絡が取れなくなったのです。勤め先に出向いても居留守を使われ、音信不通。やっと話ができる場面が訪れたのですが、「こんな大不況の中、会社を立ち上げるなんて馬鹿らしいですよ。無かったことにしてください。」

借りた事務所はどうしよう。契約した事務所はお世話になっている方のご縁で借りることになったので、今さら解約できません。すでに会社も退社してましたし、やり場のない怒りをどこにぶつければよいのか。現実、もう後戻りはできません。
ボォーとする毎日が続き、あるとき、独立しようと思ったのはなぜなのか、頭をよぎりました。スタートもしてないのに、人のせいにしているようでは経営など到底無理。この状況を乗り切ることこそ、自分が進むべき道に違いない。そう言い聞かせて、中断していた創業の準備を再開。開業資金をかき集め、宅地建物取引主任者の資格取得など、山積みの試練を乗り越え、2009年1月 立会川に無事出店することができました。
 
設立当初に思い描いたこと、それは現在の企業理念につながっています。「皆様とのご縁を大切に育み、30年後も事業を継続していること」「より多くの関係各位と仕事を楽しみながら絆を深めていくこと」実現に向けて日々邁進中です。

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